おはようございます。浦安市のアロマスクール、ボタニカルヒーリングのSachiです。
正直言って、現代に生きる私たちは人工的に作られた香りに囲まれすぎています。
私たちは、知らず知らずのうちに「体に良くないものを好む」ようになっています。長い歴史の中で人間は化学の力を借りて、自分たちの都合の良いように香り・匂いを操作してきました。
わかりやすく言うと、食品に合成香料を加えるなどです。市販されているお菓子の甘〜いイチゴの香り、リンゴの香り、バナナの香り・・・などなど、天然の香りではないものがほとんどですよね。
私たちの身体は一般的に、何かが必要なとき、あるいは何かに近づかない方がいいとき、特にそれが私たちに「害を及ぼす可能性のあるもの」に関係しているときは、それを教えてくれます。
おそらく初期の人類にとって、嗅覚は最も貴重な感覚のひとつで、優れた鼻(嗅覚)を持ち、その鼻に耳を傾ける知性(疑問や探究心)を持つ者は、その能力を持たない者よりも生存競争で優位に立っていたはずです。
今よりも遥かにずっと、自然界にある動植物は未知の世界だったからです。
動植物の毒や、食べ物の腐敗を嗅ぎ分ける能力は、初期の人類が生き延びるために最も重要な事項だったに違いありません。
その能力がない場合、おそらく容易く死に至る世界だったと思うんです。
ところで、私はレッスンやカウンセリングにいらっしゃる方々に、次のことをいいます。
嫌いな精油の香りがある場合、その香りに心身が抱える課題の答えがあったり、その香りが本当は必要だったりするんです。と。
私たちの防御システムが警戒を発して、身体が「この香りには近づくな」と訴えているのであれば、そこにこそ耳を傾ける必要があると思っています。もちろん全てではありません。
その香りに紐づく物事を受け入れられていない
といった可能性があります。
それってどんな？
①上で書いたように「体に良くないものを好む」ようにプログラムされている場合。
これは食べ物に限らず、人工的な香りのスキンケア・ボディケア・バスアイテムなどに囲まれた生活をしている場合が考えられます。
それらを好んで使っている場合、身体が人工的な香りを好むようになっています。
その場合、天然の香りを嗅いだ際、「この香りは違う」と拒否反応を示す場合があります。
②心身の深層にその香りに紐づく課題が隠れている場合。
往々にして、気づいていない課題、隠している課題、忘れている課題を持っています。
課題というのは、乗り越えていない問題だったり、表面上の問題ではなく本質の問題だったり、本当に気づいていない疾患が隠れていたりなどさまざまあります。
例えばですが。
「毎日仕事が楽しくて、やりがいもあってストレスもない！趣味は仕事です！」
と言っていた人が、ある精油に対して非常にネガティブな反応を示し、掘り下げて探っていくと、実はずっと交感神経が優位になってナチュラルハイな状態が続いていて、さらに睡眠時間が２時間で、本当はゆっくり休みたいんだ・・・。ということに気がついた。
他にも、
彼の浮気が本当は許せていなかったんだ〜とか、
親が厳しすぎて良い子でいなきゃだったんだ〜とか、
やりたいことよりも生活のために仕事を選んできて満たされていなかったんだ〜、
みたいな深層心理のストレスに気づくことがあります。
顕在的な意識の変化や体調の変化でも、香りの良し悪しがブレていきます。
その精油の香りが今までと違う、または嗅いだことがないという理由で最初はその香りを好まないかもしれませんが、経験を重ねるにつれて、その香りが好きになることもあります！
なので、私は◯◯の精油の香りは嫌いなんだよね！と決めつけないでおいてほしいです。
最初に嗅いだときは、その香りを受け入れる準備ができていなかった
ということでもあるんです。
若い時はローズの香りが嫌いだったけど、50代になったらローズの香りがとても好き！
というように。
ローズの精油が持つ特性が、若い頃には必要がなくて、更年期になったら必要だった。ということでもあります。
私たちの身体は、それらの課題の物事を受け入れる準備ができたら、それを知らせてくれます。
そのツールに精油を用いるのがアロマセラピーです。
嫌いだった香りに対しても、時間をおいて変化を楽しんでほしいと思います。(無理は禁物)
ホリスティックアロマセラピーは、「対症療法」ではなく、こういった体・心・気・霊性といった全体性のバランスを整えるためのアロマセラピーです。
私たちは、Body ／ Mind ／ Mental ／ Spiritual 全てつながっていて、全てのバランスで成り立っています。
ホリスティックアロマセラピーコースはこちら→ https://botanical-healing.jp/holistic-aromatherapy-1/
