私の推し活-②-はちみつのおすすめ度120%

こんばんは。浦安市のアロマ&ハーブスクール、ボタニカルヒーリングのSachiです。

前回書いた推し活のスチームネタが好評で、「早速やってみました!」というLINEチャットでのご報告やアロマカウンセリングでのご報告を頂戴しており、ニマニマしている私です。

今回の私の推し活は、

です!

私のオリジナルコースの1つ「ボタニカルビューティーケアコース」では、これでもかというくらいはちみつを使ったアレンジレシピが登場します。

はちみつの栄養価を知ったら、はちみつを取り入れずにはいられない!となると思います。

今回はそんなはちみつについて掘り下げていきます。

世界の歴史に登場するはちみつ


中国では、はちみつに関する歴史が深く、その起源は約 2000 年前まで遡ることができます。

明の時代、中国の学者で医師の李時珍が執筆した『本草綱目では、体内外の活力を維持するために蜂蜜を毎日の摂取を推奨することが記述されています。
この本草綱目は医薬学のみならず、植物学や動物学、鉱物学、化学に大きな影響を与えています。

今日に至るまで、この本は伝統的な中国医学において最も重要な本の一つです。

「はちみつは、病原性の熱を取り除き、毒素を取り除き、痛みを和らげ、脱水症状と闘うのに役立ちます。」-李時珍,本草綱目

インドの神話でははちみつは神聖な存在と考えられていて、不死の 5 つの秘薬 (Panchamrita) の 1 つでもあります。
はちみつ(Madhu)は、甘さと至福の象徴とされてきました。
約 3000 年前に遡るアーユルヴェーダの文献には、長寿・活力といった若返り、うっ血・倦怠感の緩和、記憶力・集中力・認知機能の向上、消化・代謝の促進、咳・痰・呼吸器疾患・アレルギーの症状を軽減、エネルギーレベルの向上、スタミナの促進、性欲・生殖能力の向上、創傷治癒・スキンケア、肉体的・精神的な疲労の緩和・・・といった数多くの薬効の記述があります。

「はちみつはドーシャ(生体エネルギー)を調和し、甘味を与え、発汗を促し、味覚を高め、組織に栄養を与え、性的欲求を促進し、心臓に優しい。」-Ayurveda

古代中東の多くの地域では、死者をミイラにするための防腐処理の過程ではちみつが使用されていました。古代エジプトの文献、特に墓、寺院、パピルス文書では、はちみつについて書かれているものが多くあります。ほとんどの古代エジプトの薬にははちみつ、ワイン、牛乳の組み合わせが使用されていました。
抗菌特性と治癒促進の認識があったようで、傷や火傷の治療に局所的に使用され、喉の痛み・咳・その他の呼吸器疾患を和らげるためにも処方されていました。

「口に含むと甘い。口に含むと、葦の緑のように甘い。それはナツメヤシ酒よりも有益である。純粋な蜂蜜のように甘い。喉に効き、胃の痙攣を止める。」-Ebers Papyrus

さらに、聖書にははちみつに関する記述が数多くあり、健康上の利点が書かれています。

 「ここちよい言葉は蜂蜜のように、魂に甘く、からだを健やかにする。」  -旧約聖書「口語訳」 箴言 16:24

このように古い歴史の中で、はちみつは心身の健やかな状態を保つためのアイテムとして認められてきました。

精製はちみつ


精製はちみつという言葉を聞いたことがありますか?
はちみつを加熱して脱色脱臭花粉や栄養成分までも取り除いたものを精製はちみつといいます。
あれれ、栄養成分がない・・・とは・・・。
と思いますよね。

はちみつの栄養成分とは、

  • 糖・・・・・・・グルコース・フルクトースなど
  • ビタミン・・・・ ビタミンC・ビタミンB1・ビタミン B2・ナイアシン・葉酸など
  • ミネラル・・・・ ナトリウム・リン・鉄・カルシウム・カリウム・マグネシウム・銅・亜鉛など
  • アミノ酸・・・・ ヒスチジン・フェニルアラニン・チロシン・グリシン・セリンなど
  • その他・・・・・有機酸・ポリフェノール・酵素など

約80%の糖質、約20%の水分と、豊富なビタミン・ミネラルなどの成分で構成されています。

そんな豊富な栄養成分が、精製はちみつの場合は取り除かれてしまうんです・・・。
はちみつ由来の甘味料ということですね。

キャリアオイルにも「精製キャリアオイル」と「未精製キャリアオイル」があるのですが、精製することで製品の品質が安定するんです。
未精製の場合は、抽出した時期や生産地によって品質がバラバラ、成分も違うということになるため、化粧品製造や食品製造において、未精製よりも精製された物の方が品質を一定に保てるので良いのです。

はちみつも同様。

品質を安定させる必要がある加工を必要とする食品工場などでは、精製ハチミツを必要とされるのです。

私は、この精製はちみつは残念ながら選択肢に入れません。
私のコース【ボタニカルビューティーケアコース】は、字の如く「ビューティー」を追求するクラフトコースなので、栄養成分のない甘味料としてのはちみつはお呼びでないのです。

加糖はちみつ


ただでさえ甘すぎるくらい甘いというのに、「加糖」とはこれいかに!!!
という感じですが、加糖はちみつというものも存在します。
砂糖や水あめなどを加えている、まさに「糖を加えた」主成分が砂糖の加工品です。

もはや、はちみつではないのでは・・・・

純粋はちみつ


天然成分100%なのが、この純粋はちみつです。
「精製蜂蜜を使用せず、かつ、添加物を一切加えない物」と、公正取引委員会の「蜂蜜類の表示に関する公正競争規約」で定められていて、厳しい基準があります。

採集されたはちみつには、水分が多く糖度が低いものもあります。
その場合、熱を加えて濃縮することで糖度を高めます。人工的に加熱濃縮したはちみつです。
この加熱処理は「純粋はちみつ」に分類されます。

そして市販されている蜂蜜の多くが、この加熱処理がされたはちみつです。
ですが・・・ビタミンや酵素などは高温に弱いため、加熱処理によって失われてしまっている可能性が高いですね。

ですので、この純粋はちみつの中でも
私が推すのは

生はちみつとも呼ばれる天然・非加熱のはちみつです。
加熱処理をしないため、熱によって失われてしまう栄養素もそのまま含まれているんです!

190種類を超える栄養素が、このローハニーには含まれているとのこと。

ローハニーは濾過の工程はふまれるものの、アレルギーの可能性もある花粉がごく少量混在する可能性もあるので、アレルギーを起こしやすい方は加熱処理のはちみつを使った方が良い場合もあります。

ボタニカルビューティーケアコースでは、フェイスケア・ヘアケア・ボディケアといった全身ケアにローハニーをふんだんに使います。
市販の化粧水やパックを使わない生活がすぐ手に入るんです。

ビタミンやミネラルなどの美容成分だけでなく、NMF(天然保湿因子)成分のアミノ酸、漂白作用のある過酸化水素、生きた酵素・・・といったスキンケアに嬉しい成分が豊富!

また、抗菌力も強いので、風邪予防や虫歯予防にも。

とにかく全身に使える優れものなのです!

寝る前にはちみつをひとさじ


食べる話も1つ。
私の愛読書の1冊でもある「ひとさじのはちみつ」の著者、前田京子さんが本の中でこのように書いていらっしゃいました。

実際、「歯磨き後、寝る前のひとさじ」を始めてみると、朝起きた時の口の衛生状態が格段にアップしていることに、すぐ気づくと思う。
はちみつを寝る前に摂ると良いもう一つの理由は、はちみつに鎮静作用があり、ストレスを取り除く安眠剤でもあるからだ。はちみつの主成分がブドウ糖や加糖などの単糖類なので、これ以上消化する必要がないから胃に優しく、すぐに吸収されて頭にもからだにも速効の疲労回復剤となるのが大きいのだろう。

ひとさじのはちみつ(前田京子著/出版元:マガジンハウス)

鎮静作用、ストレス緩和、安眠・・・・
アロマセラピーに通じるものがあります。

寝る前にこんなに甘いもの!?と思うのですが、「甘いもの=虫歯の原因」ではなく、「糖類=虫歯の原因」です。
甘い=虫歯の原因なのであれば・・・ハーブのステビアは砂糖の300倍もの甘さがあるので大変なことになっちゃいますね。ステビアの甘さは糖類ではありません。
砂糖であるスクロースや果糖(フルクトース)、ブドウ糖(グルコース)などが虫歯菌の大好物なのです。
はちみつも加工されている場合は、虫歯の要因になり得るため、ここでは「非加熱はちみつ」を前提にお話ししていきます。

そもそも非加熱のはちみつは「抗菌力」が高いものです。
口の中に入れて、口腔内の抗菌に役立ちます。

はちみつで歯磨きをすることだって、
喉のイガイガ時にはちみつを舐めることだって、
これらはおばあちゃんの知恵袋、それ以前の古い歴史の中で行われてきた治療法の1つです。

抗菌しながらストレス緩和にもなるなんて、はちみつを摂らない理由が見当たりませんね!

さらに、朝にはちみつをティースプーン1杯は「脳の活性化」に役立つので、朝が弱い・・・という人は、

が良さそうです。

ただし、何事も「摂りすぎ」は禁物。
「健康になるものだから、自然のものだから」といって、いくらでも摂取していいというものはありません。
また、通院している方や服用中の方は、事前にお医者さんに摂取量を確認しましょう!

スキンケアにはちみつ


Botanical Healingでは多くのクラフトにおいて、はちみつを使います。
それが「美肌」の近道だからです。

  • 精製水にはちみつ
  • クレイにはちみつ
  • キャリアオイルにはちみつ
  • お風呂にはちみつ
  • 精油にはちみつ
  • ハーブティーにはちみつ
  • ソルトにはちみつ

何にでもはちみつ入れます。

メイクのノリが悪い、乾燥が気になる・・・というときは、はちみつをそのまま顔にぬって5~10分置いて洗い流すという「そのままパック」もおすすめです。

夜はそのままお風呂にはちみつ(大さじ2〜3くらい)を入れる「はちみつ風呂」もおすすめです。
ベタつきの心配は0です!全くべたつきませんよ!

唇の荒れにはちみつを塗る、というのは有名ですが、全身の保湿・整肌に使用できるので、乾燥が気になる方ははちみつが相棒になりますよ!

こちらのコースで、はちみつが大活躍するクラフトのスキルが身につきます
↓↓↓↓↓

では、また〜🎵

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