精製キャリアオイルと未精製キャリアオイル

おはようございます。浦安市のアロマ&ハーブスクール、ボタニカルヒーリングのSachiです。

アロマセラピーにとって、キャリアオイルという存在はエッセンシャルオイルと同等に必須アイテムです。
今日は、キャリアオイルについて書いていきます。

キャリアオイルは、エッセンシャルオイルを安全に使用できるようにし、肌への吸収を促進させるためのものです。
キャリアオイル自体に、肌に栄養を与えるさまざまなビタミン(脂溶性)や豊富な栄養素が含まれているので、エッセンシャルオイルを使わずに単体で使用することにもメリットが多大にあります。

キャリアオイルは、未精製、精製のいずれかがあります。

未精製キャリアオイル


未精製オイルは、簡単な濾過プロセスを経て不純物が除去されます。ここで追加の精製は行われません。
追加の精製を行わないので、有益な成分をより多く保持した状態です。

未精製オイルは限りなく植物の自然の状態で、ビタミンや栄養素が豊富です。
香りが強いものもあるし、色がより濃いものもあります。
未精製オイルは精製オイルほど安定していません。

また、アレルギー源になりうる成分も含有されたままの本来の植物の状態なので、アレルギーを起こしやすい人は使用前にパッチテストでのチェックをすることをお勧めします。

精製キャリアオイル


食用油やキャリアオイルの精製は、一般的に化学溶剤と高温での処理です。
最高200度以上の高温での処理、-30度以下の低温にさらす過程、そして化学的に脱臭を行い、最後に漂白を行います。この過程で、多くの有益な成分も除去されてしまいます。

精製することで、無色~淡い色で無臭の精製オイルが完成します。
精製オイルは多くの場合が未精製オイルよりも安価で、安定しています。
しかしながら天然の有益な成分が損なわれているため、ビタミンや栄養素の補給は期待できません。

アレルギーの元となり得る成分も除去されているため、未精製オイルと比較してアレルギーのリスクは低くなります。

どちらを選べば良い?


目的によって、どちらを選択すれば良いかがわかります。

  • アレルギーを起こしやすいという方は精製されたオイルを選ぶことをお勧めします。
  • エッセンシャルオイルのブレンドにキャリアオイルの香りを混ぜたくない場合、精製オイルをお勧めします。
  • アンチエイジングケアやヘアケア、肌のトラブルに対処する場合のレシピの場合は、栄養素豊富な未精製オイルをお勧めします。
  • キャリアオイルの香りが特に気にならない場合は、目的問わず、栄養素豊富な未精製オイルをお勧めします。

個人的には未精製オイルの栄養素がとても魅力的なので、未精製オイルを使っています。
ですが、香りが妨げになる香水や練り香水などのクラフトの場合は、精製オイルを使ってエッセンシャルオイルの香りを優先します。

どちらを使うかは、このように目的に合わせて決めると良いと思います。

では、また〜♪


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