エッセンシャルオイルを希釈する必要があるのはなぜ?

おはようございます。浦安市のアロマ&ハーブスクール、ボタニカルヒーリングのSachiです。

「このオイルは原液で使えますか?」というご質問がたびたびあるので、ブログにも書いておこうと思います。

エッセンシャル オイルは高濃度です。
わかりやすい例を出すと、
ペパーミントのエッセンシャルオイル1滴が、ペパーミントティー18杯分程度に相当するレベルです。

植物から抽出した濃縮オイルであるエッセンシャルオイルは、キャリアオイルなどの「基材」で希釈する必要があります。
希釈せずに肌に使用するリスクは大きいです。

キャリアオイルで薄められているのであれば「このオイルはそのまま使用できます」と販売されています。

そうじゃない「エッセンシャルオイル100%」であれば、どのメーカーであっても原液で使用するのは非常にリスクが高いです。
それは、高品質だからとか純粋だからとかの理由にはなりません。

理由①


多くのエッセンシャルオイルは皮膚の刺激物または感作物質となる可能性があり、適切に希釈して皮膚に使用しないと重大な損傷を与える可能性があります。

(そもそもですが、エッセンシャルオイル(精油)というものは油脂ではなく、揮発性芳香成分を含む有機化合物です。原液を直接肌に塗布すると、表皮細胞の水分を取り除いて乾燥させてしまいます。)

光毒性のあるエッセンシャルオイルをこともあろうか原液で肌に塗布し、日差しの強い夏の日にプールで遊んだという人がいました。
当然ながら、原液で塗布した箇所が火傷のような状態になって救急に運ばれた・・・・というびっくりな事故も起きています。

理由②


エッセンシャルオイルは貴重な天然資源です。
もう一度言います。

これだけ森林伐採が問題になったり気候変動が問題になったりしている地球にとって、この先も植物が当たり前のように生存していると言い切れませんよね。

事実として、国際自然保護連合(IUCN)に評価されたすべての植物種のうち、17%が絶滅危惧種に指定されています。(“IUCN レッドリスト バージョン 2016-2”) 2016年のリストなので、現在はさらにこのボリュームは増えています。

エッセンシャルオイルの生産には非常に多くの資源(植物)が必要です。

比較的安価に入手できるレモンを例に出してみましょう。

約450mlのオイルを抽出するには、レモン 1,500個も必要です!

「アロマといえばラベンダー」とも言われるほど知名度の高いラベンダーはどうでしょうか。

約450mlのオイルを抽出するには、ラベンダーの花が100kg強の量が必要です!

想像以上に植物の量が必要だということが分かります。

ちなみに、価格も高価なジャスミンの場合は、約450mlのオイルを抽出するために400万本以上の「状態の良い」ジャスミンの花を必要とします。傷をつけられないため、手摘みの作業を必要とします。高価なのも当然ですね。

エッセンシャルオイルは、それだけの多くの植物の「限られた天然の資源」をいただいているということを今一度理解する必要があると思います。

そう考えれば、そのまま(希釈せず)使用する必要性を感じなくなるかと思います。

原液を積極的に使用する手段は、マーケティングの手法の1つです。
原液で使用していけば、当然のことながら、希釈をするよりも多量の使用が必要となります。

「消費量が増える」=「販売量が増える」ということです。

原液使用はするメリットがないのですが、
エッセンシャルオイルは適切に希釈すれば、減りも少しずつです。
購入したエッセンシャルオイルを「大切に長く使える」ということです。※使用期限内で適切に。

希釈するor原液使用。どちらが資源を大切にした使い方でしょうか。

エッセンシャルオイル、正しく大切に使いましょう!

では、また〜♪

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